フォーチュン・マッキ’s diary

幸せのために何ができるか

タミフル🄬の有効性

もうすぐインフルエンザウイルスの時期となりましたね。

(最近はあまり流行っておりませんが。)

 

さて、使用される飲み薬といえば、タミフル🄬ですね。

タミフル🄬の添付文書を見てみましょう。

https://www.pmda.go.jp/PmdaSearch/iyakuDetail/ResultDataSetPDF/450045_6250021M1027_1_39

 

・効能又は効果
A型又はB型インフルエンザウイルス感染症及びその予防

 

 ・用法及び用量
〈治療〉
通常、成人及び体重37.5kg以上の小児にはオセルタミビルとして1回75mgを1日2回、5日間経口投与する。
〈予防〉
成人:通常、オセルタミビルとして1回75mgを1日1回、7~10日間経口投与する。
体重37.5kg以上の小児:通常、オセルタミビルとして1回75mgを1日1回、10日間経口投与する。

(予防的にも使用できますが保険適用外です。)

 

腎機能により用量が異なりますね。

ちなみに、妊婦への投与で胎児への安全性の懸念は報告がありません。ただ、引き続き長期的な安全性というのは調査が続いておりますね。

 

・併用注意

ワルファリンがあります。

 

・副作用

色々ありますね。特に話題になるのが異常行動ですね。

ただ、薬によるものというよりは感染症状からくる症状の可能性が高いと言われています。薬を飲んでなくても異常行動を起こす可能性があるため注意です。

 

ここまでの情報もそれなりに大事ですが、今回は有効性について考えてみてほしいと思います。

皆さんにとってインフルエンザウイルスによる感染が分かり、何をもって効果があったと言えるかです。

症状の改善?ウイルス量の低下?早期の職場復帰?他の人に移さない?死なない?など人によって効果の価値観が違いますね。

 

では承認されたときのデータではどんな効果を示していたかを添付文書を見てみましょう。

①インフルエンザ罹病期間(全ての症状が改善するまでの時間)が薬を飲んだ方が1~2日ほど早くなります。

②発症予防効果として、薬を飲めば155人中2人、飲まなかったら153人中13人が感染する程度でした。他にも予防試験されてますが感染者が1/4~1/6に減りました。

これで晴れて承認されました。

 

タミフル🄬を飲むと2日ぐらいは早く良くなりそうですね。
重症度は・・・不明。ただ重症化しそうな人には予防は必要でしょう。

感染者が150人ほどであれば11人しか減ってないと思う人もいますが、何十万人が感染することがありそうな場合ケタが増えますね。

 

タミフル🄬の評価は皆さんにお任せしますが、予防効果は十分ありそうですね。

 

さあいかがでしょう。

是非、添付文書も興味を持ってみてはと思います。

見方や見解についてはお近くの薬剤師に聞いてみてください。