炎上するために必要なこと
炎上(えんじょう)とは、火が燃え上がること。特に、大きな建造物が火事で焼けること。
また、比喩的に使用され、野球で、投手が打たれて大量に点を取られることや、インターネット上のブログなどでの失言に対し、非難や中傷の投稿が多数届くこと。また、非難が集中してそのサイトが閉鎖に追い込まれることを指します。
火が燃えるために必要なことは、「可燃物」「酸素」「熱」「燃焼の継続」です。
これらのどれか1つでも無くなれば火は消えます。
炎上するために必要なことは、4つの要素を強めることです。
「可燃物」は、大きく、多く、燃えやすく、長持ちしやすいものですね。
「酸素」は、濃度が濃く、大量に用意します。
「熱」は、点火源、化学反応、爆発です。
「燃焼の継続」は、上記の3つを保つことです。
野球においては、「可燃物」が投手、「酸素」というのが相手チームや野球そのもの、「熱」というのが打たれるきっかけ、あるいは「可燃物」が燃えやすくなった。
炎上した場合の鎮火方法としては、投手の交代(「可燃物」を取り除く)、野球を終わらせる(「酸素」を取り除く)、相手チームを抑える(「熱」を冷ます)などですね。
失言の炎上においては、「可燃物」が失言、失言者、「酸素」がブログやHP、メディア、「熱」が失言者、投稿者、メディアですね。
鎮火方法としては、失言、失言者の抹消(「可燃物」を取り除く)、ブログやHP閉鎖(「酸素」を取り除く)、言及しない、飽きる(「熱」を冷ます)などですね。
失言は世の中から無くなることはないでしょう。仕方ないです。だから、失言しないように努力する必要があります。しかし、メディアなど燃やすことを仕事としている人達は多いので、燃やす人がいなくなることはないでしょう。そして、あらゆる形でどんどん近くに火が移っていく。不燃ごみでさえ燃やそうとしますから。そして、燃えカスの処理はしてくれないことが多いです。
とはいえ私の印象ですが、日本は恒常性(ホメオスタシス)が働いている印象です。
冷やすことを仕事にしているメディアの方、一般の方もいます。
メディア批判もしっかりされていますので、失言の炎上を抑えにいく勢力が表れやすい印象です。
話題がコロコロ変わるのはメディアの影響もありそうで。
燃やせやすいが、冷えやすいのが日本の社会ですね。
可燃物を持ち込まないこと。
不用意に燃やさない、本当に必要なものを焼くために燃やすこと。
燃えていても不要に激しくさせないこと。
要らなくなったら火を消すこと、冷やすこと。
燃えカスは処理すること。
心がけないといけないですね。
炎上をエンジョーイしましょう。